Shopifyブログアプリの選び方【2026年版】|「おすすめ20選」を見る前に決めるべき5つの基準
Shopifyブログアプリの選び方【2026年版】|「おすすめ20選」を見る前に決めるべき5つの基準
ブログアプリは機能の多さで選ばないのが基本です。 「やめられるか」と「効果が測れるか」を軸にした5つの基準で選ぶと、入れたあとに後悔しません。
Shopifyのブログアプリを探すと、まず「おすすめ20選」のような一覧記事が出てきます。ただ、一覧を眺めても決まらないのは、比較する軸が自分の中にまだ無いからです。
この記事では、アプリを実際に作っている側の視点から、「入れる前に決めておくべき5つの基準」だけをまとめました。個別アプリのランキングは載せません。基準が決まれば、どの一覧を見ても自分で判断できます。
結論:ブログアプリは「機能数」ではなく5つの基準で選ぶ
ブログアプリの良し悪しは、機能数ではなく「やめられるか」「効果が測れるか」で決まります。
機能は後から足せますが、「入れたら抜けなくなる」構造と「効果がわからないまま課金が続く」状態は、後から直すのが一番大変です。だから最初に決めるのは、機能リストではなく次の5つです。
| # | 基準 | 何を見るか | 判断できないと起きること |
|---|---|---|---|
| 1 | やめたとき、何が残るか | テーマ側のコード/記事本文側の記述 | 解約後も不要な記述が残り、掃除が必要になる |
| 2 | スクリプトが必要な場所で読まれるか | 全ページ読み込みか、必要なページだけか | ブログを使っていないページまで読み込みが増える |
| 3 | 入れた効果を数字で確認できるか | 記事別の反応・売上が見えるか | 続けるか止めるかを感覚で決めることになる |
| 4 | やめた後、データはどうなるか | アプリ側データ・記事コンテンツの扱い | 蓄積したデータが戻せない状態で消える |
| 5 | 日本語で設定とサポートが完結するか | 管理画面・設定項目・問い合わせ窓口 | 設定でつまずいた時に前へ進めない |
この5つに答えられるアプリなら、機能が3つでも4つでも問題ありません。逆に、機能が20個あっても1と3が不明なアプリは、後から必ず困ります。
その前に:標準ブログで足りないか先に確認する
アプリを選ぶ前に、Shopify標準のブログ機能で足りるかどうかを先に確認してください。
Shopifyには最初からブログ機能があります。記事の投稿・カテゴリ分け・コメント・基本的なSEO設定は標準で可能です。ここで足りる用途なら、アプリを入れる必要はありません。
アプリを検討する意味が出てくるのは、標準では手が届かない次のような場面です。
- 長い記事の目次を自動で出したい
- 記事に読者の反応(いいねなど)を残したい
- 記事の中に商品を自然に差し込みたい
- どの記事が売上につながったかを知りたい
標準でできること・できないことの線引きは、別記事で整理しています。まずこちらを読んでから戻ってくると、判断がかなり速くなります。
Shopify標準ブログでできること・できないこと【2026年版・早見表付き】
基準1|やめたとき、何が残るか
アプリをやめた時に残るものは「テーマ側のコード」と「記事本文側の記述」の2階層に分かれます。
ここが5つの基準で最も重要です。多くの人は「入れる時」のことしか考えませんが、困るのは必ず「やめる時」です。
階層① テーマ側に残るコード
Shopifyには theme app extension(=テーマのファイルにコードを直接書き込まず、アプリ側から機能を差し込むShopify公式の仕組み)があります。
この方式のアプリは、アンインストールするとアプリが足したコードも一緒に削除されます(Shopify公式)。消えるのは「アプリが足したもの」であって、あなたのテーマファイル自体は最初から触られていません。
一方、テーマのコードを直接書き換える従来の方式では事情が違います。Shopifyは公式に、この方式ではアンインストール後もコードの編集が残ることが多く、これを ghost code(ゴーストコード) と呼んでいます。そしてゴーストコードは品質やパフォーマンスの問題を引き起こし、マーチャントをテーマのアップグレード経路から外してしまうと明記しています。
つまり「アプリを消したのにテーマが更新できない」という状態が起こりうる、ということです。
注意:これは「App Storeのアプリなら全部安全」という意味ではありません
theme app extension が必須なのは、新しくApp Storeに提出されるテーマ連携アプリの要件です。以前から公開されているアプリや、アプリの外で手動のテーマ編集を案内するケースは、個別に確認が必要です。
階層② 記事本文側に残る記述
見落とされがちなのがこちらです。
商品カードやリンクカードのような「記事の中に差し込む」機能を持つアプリの中には、記事本文に ショートコード([product:xxxx] のような短い文字列)を保存する方式のものがあります。
この方式の場合、アプリをやめるとショートコードが記事本文にそのまま残り、読者にはただの文字列として見えてしまいます。テーマ側は綺麗になっても、記事本文の掃除は別途必要になるということです。
これはショートコード方式のアプリに共通する論点で、良し悪しではなく仕様として先に知っておくべきことです。記事数が多いストアほど影響が大きくなります。
確認すべきこと
| 見るポイント | 望ましい状態 |
|---|---|
| テーマへの導入方式 | テーマのコードを直接編集しない方式か |
| 手動のコード貼り付け手順があるか | 案内されている場合は、やめる時の手順も確認する |
| 記事本文に何かを書き込むか | 書き込む場合、やめた後どう見えるか |
基準2|スクリプトが「必要な場所」で読まれる作りか
見るべきは「軽いかどうか」ではなく、全ページで読むものと必要なページだけで読むものが、用途に応じて分かれているかです。
Shopifyの app embed block(=テーマ設定からオン/オフできるアプリの埋め込み枠)は、特定のページでのみスクリプトを読み込むことができる仕組みです(Shopify公式)。これによりパフォーマンスへの影響を最小化できます。
ただしこれは「能力」の話です。その能力を使っている作りになっているかどうかは、アプリごとに違います。ブログ記事でしか使わない機能が、商品ページやカートページでも読み込まれていれば、その分は無駄になります。
一方で、あえて全ページで読む必要がある機能もあります。たとえば「記事を読んだ人がその後に購入したか」を追う売上帰属の計測は、記事ページだけを見ていても成立しません。読者は記事から商品ページ、カートへと移動するからです。
だから正しい問いはこうなります。
全ページで読み込むものと、必要なページだけで読み込むものが、理由をもって分かれているか
全部を全ページで読んでいるアプリは設計されていません。逆に全部をページ限定にしているアプリは、計測系の機能が正しく動かない可能性があります。
あわせて知っておくこと:入れても「動かない」ことがある
app embed block は、インストール直後は既定で無効になっています。テーマエディタの「テーマ設定 > アプリ埋め込み」で有効化しない限り、画面上には何も出ません。
「アプリを入れたのに何も変わらない」の原因はほぼこれです。不具合ではなく仕様なので、比較検討の段階で覚えておくと余計な時間を使わずに済みます。
基準3|入れた効果を数字で確認できるか
効果を数字で確認できないアプリは、続けるか止めるかの判断ができないまま課金が続きます。
ブログアプリは月額課金です。であれば「払い続ける理由」が必要で、その理由は感覚ではなく数字であるべきです。
確認すべきなのは次の2段階です。
| 段階 | 何がわかるか | これがないと |
|---|---|---|
| 反応の計測 | どの記事が読者に反応されたか(いいね等) | どの記事が刺さったか分からない |
| 成果の計測 | どの記事が売上につながったか | 続ける根拠が作れない |
「PVが増えました」だけでは足りません。PVは記事を書けば増えますが、それが売上に効いているかは別の話だからです。記事別に成果が分かることが、ブログアプリを続ける根拠になります。
なお、無料の範囲でどこまで測れるかを先に把握しておくと、アプリに何を求めるべきかが明確になります。GA4とSearch Consoleでカバーできる部分にお金を払う必要はありません。
基準4|やめた後、データとコンテンツはどうなるか
ブログ記事そのものはストア側のリソースなので残りますが、アプリ側に溜まったデータの扱いはアプリごとに違います。
ここは切り分けて理解する必要があります。
残るもの・消えるもの
| 対象 | どうなるか |
|---|---|
| ブログ記事(Article) | 残る。ストア側のリソースであり、アプリの持ち物ではない |
| Webhook購読・管理画面のリンク | Shopifyが自動的に削除する |
| アプリ固有のデータ(いいね数・集計値など) | アプリによる。実装次第で削除される場合も残る場合もある |
Shopifyは公式に、アンインストールしたアプリの設定やデータは復元できないと警告しています。つまり「一度消したら戻せない」前提で選ぶ必要があります。
だから事前に確認する
アプリ固有データの扱いは完全にアプリの実装次第です。公開情報から読み取れないことも多いので、判断材料として次を確認しておくのが安全です。
- アンインストール時に、アプリ側に保存されたデータをどう扱うと書いてあるか
- プライバシーポリシーにデータ削除の記載があるか
- 蓄積されたデータをエクスポートできるか
「消えます」と明記しているアプリは、少なくとも扱いを決めているという点で判断材料になります。何も書かれていない場合は、問い合わせて確認する価値があります。
基準5|日本語で設定とサポートが完結するか
設定画面が英語のままだと、つまずいた瞬間に前へ進めなくなります。
ブログアプリの設定は、テーマエディタ側とアプリ管理画面側の両方に散らばります。片方だけ日本語でも、実務では止まります。
確認するのは3か所です。
| 場所 | 確認内容 |
|---|---|
| アプリ管理画面 | 設定項目・説明文が日本語か |
| テーマエディタの設定項目 | 表示位置や色などの項目名が日本語か |
| 問い合わせ窓口 | 日本語で問い合わせできるか、窓口が明示されているか |
なお、応答時間を約束していないアプリを避ける必要はありません。個人・小規模の開発元では明示していないことも普通です。重要なのは「窓口がどこにあるかがはっきりしていること」です。
コピペで使えるチェックリスト
候補アプリを2〜3本に絞ったら、この表を埋めてから決めてください。
App Storeのリスティングとヘルプドキュメントを見れば、ほとんどは埋まります。埋まらない項目は、そのまま開発元への質問リストになります。
| # | 確認項目 | 候補A | 候補B | 候補C |
|---|---|---|---|---|
| 1-1 | テーマのコードを直接編集しない方式か | ☐ | ☐ | ☐ |
| 1-2 | 手動でのコード貼り付け手順があるか | ☐ | ☐ | ☐ |
| 1-3 | 記事本文に文字列(ショートコード等)を保存するか | ☐ | ☐ | ☐ |
| 1-4 | 保存する場合、やめた後の掃除方法が案内されているか | ☐ | ☐ | ☐ |
| 2-1 | 全ページで読む機能と、ページ限定の機能が分かれているか | ☐ | ☐ | ☐ |
| 2-2 | 全ページで読む機能に、そうする理由があるか | ☐ | ☐ | ☐ |
| 3-1 | 記事別の反応が数字で見えるか | ☐ | ☐ | ☐ |
| 3-2 | 記事別の売上への影響が見えるか | ☐ | ☐ | ☐ |
| 4-1 | アンインストール時のデータの扱いが明記されているか | ☐ | ☐ | ☐ |
| 4-2 | データをエクスポートできるか | ☐ | ☐ | ☐ |
| 5-1 | アプリ管理画面が日本語か | ☐ | ☐ | ☐ |
| 5-2 | テーマエディタの設定項目が日本語か | ☐ | ☐ | ☐ |
| 5-3 | 日本語の問い合わせ窓口が明示されているか | ☐ | ☐ | ☐ |
| — | 無料トライアルがあるか | ☐ | ☐ | ☐ |
☐ が多く埋まったアプリではなく、1-1 / 1-3 / 3-2 / 4-1 が埋まっているアプリを選んでください。この4つが後から効いてきます。
よくある質問(FAQ)
Q. Shopifyにブログアプリは必要ですか?
必要とは限りません。記事を書いて公開するだけならShopify標準のブログ機能で足ります。目次の自動生成、読者の反応の記録、記事から売上への貢献の計測など、標準では届かない目的が明確にある場合にだけ検討してください。線引きはShopify標準ブログでできること・できないことにまとめています。
Q. アプリをアンインストールすると、テーマにコードが残りますか?
方式によって変わります。theme app extension(テーマのコードを直接編集しないShopify公式の仕組み)のアプリは、アンインストール時にアプリが足したコードも削除されます。一方、テーマのコードを直接編集する従来方式では、編集が残ることが多いとShopifyが公式に説明しています。
Q. ゴーストコード(ghost code)とは何ですか?
アプリをアンインストールした後もテーマに残ってしまうコードのことです。Shopifyはこれを ghost code と呼び、品質やパフォーマンスの問題を引き起こすほか、マーチャントをテーマのアップグレード経路から外してしまうと説明しています。テーマを更新したい時に問題が表面化しやすいのが厄介な点です。
Q. ブログアプリを入れるとサイトが重くなりますか?
一律には言えません。app embed block は特定のページでのみスクリプトを読み込むことができ、パフォーマンス影響を最小化できる仕組みです。ただし実際にその作りになっているかはアプリ次第なので、「全ページで読むもの/必要なページだけで読むものが用途に応じて分かれているか」を見てください。
Q. アプリを入れたのに何も表示されません。
app embed block はインストール直後は既定で無効になっています。テーマエディタの「テーマ設定 > アプリ埋め込み」で有効化する必要があります。不具合ではなく仕様なので、最初に確認するポイントです。
Q. アプリをやめると、書いた記事は消えますか?
ブログ記事そのものはストア側のリソースなので残ります。ただし、記事本文にショートコードなどの文字列を保存する方式のアプリを使っていた場合、その文字列は本文に残るため、削除する作業が必要になります。またアプリ側に溜まったデータの扱いはアプリごとに異なり、Shopifyは「アンインストールしたアプリの設定やデータは復元できない」と警告しています。
Q. いいねボタンのような機能は無料で使えますか?
アプリによります。無料プランに含まれる場合もあれば、有料プランのみの場合もあります。SwirlKit Blogの場合、いいねボタンはGrowth以上のプランでご利用いただけます。いいねの活用方法はこちらにまとめています。
SwirlKit Blogは5基準をどう満たすか
自社アプリなので、良い点だけでなく「やめる時に手間がかかる部分」も含めて事実を書きます。
ここまで基準を書いてきた以上、自分たちのアプリを同じ基準に当てはめないのはフェアではありません。以下は SwirlKit Blog の実装事実です。
基準1|やめたとき、何が残るか
テーマ側:残りません。 SwirlKit Blog は theme app extension 方式で提供しており、テーマのコードを直接編集する箇所はありません。アンインストールすると、アプリが足したものは削除されます。
記事本文側:残ります。 商品カード・リンクカードは、[product:...] のようなショートコード文字列を記事本文に保存する方式です。したがって SwirlKit Blog をアンインストールすると、そのショートコードが記事本文に残り、読者にはそのまま文字列として見えます。やめる際は、本文からショートコードを削除する作業が必要です。
これは基準1で書いた「階層②」に自社が該当するという意味です。隠さず書いておきます。
基準2|どのブロックが、どこで読み込まれるか(実測)
| ブロック | 読み込まれる範囲 |
|---|---|
| 目次 | 記事テンプレートのみ |
| いいねボタン | 記事テンプレートのみ |
| 著者プロフィール | 記事テンプレートのみ |
| 商品カード | 記事ページ、かつ本文に該当ショートコードがある時のみ |
| リンクカード | 記事ページ、かつ本文に該当ショートコードがある時のみ |
| ブログ一覧のいいね表示 | 記事ページ以外 |
| 売上帰属の計測スクリプト | 全ページ(無条件) |
売上帰属の計測だけは全ページで読み込みます。記事を読んだ読者が商品ページ・カートへ移動した先を追う必要があるためで、記事ページだけでは成立しないからです。
つまり SwirlKit Blog は「全部ページ限定」ではありません。用途に応じて分けているというのが正確な説明です。
基準3|効果を数字で確認できるか
記事別のいいねレポート(Growth以上)と、記事別の売上帰属レポート・商品カード経由の注文集計(Pro)を用意しています。どの記事が反応され、どの記事が売上につながったかを記事単位で確認できます。
基準4|やめた後、データはどうなるか
アンインストールを検知した時点で、当社データベース上のいいね履歴と、商品カード経由の注文帰属データを削除します。
基準5|日本語で完結するか
テーマエディタの設定項目・アプリ管理画面ともに日本語対応です。お問い合わせ窓口は お問い合わせページ、プライバシーポリシーは こちら です。
プラン一覧
| 機能 | Starter(無料) | Growth($7.99/月・$79.90/年) | Pro($19.99/月・$199.90/年) |
|---|---|---|---|
| 目次自動生成 | ○ | ○ | ○ |
| 著者プロフィール | ○ | ○ | ○ |
| 記事パーツ表示管理 | ○ | ○ | ○ |
| いいねボタン | — | ○ | ○ |
| いいね履歴 | — | ○ | ○ |
| リンクカード | — | ○ | ○ |
| 商品カード | — | ○ | ○ |
| いいねレポート(記事別) | — | ○ | ○ |
| 売上帰属レポート(記事別) | — | — | ○ |
| 商品カード経由の注文集計 | — | — | ○ |
Growth・Pro には14日間の無料トライアルが付いています。商品カードはこちらで詳しく説明しています。
まとめ
「おすすめ20選」を見る前に、この5つを決めてください。
- やめたとき、何が残るか — テーマ側と記事本文側の2階層で見る
- スクリプトが必要な場所で読まれるか — 全ページと限定ロードが理由をもって分かれているか
- 入れた効果を数字で確認できるか — 記事別に成果が見えるか
- やめた後、データはどうなるか — 明記されているか
- 日本語で完結するか — 設定画面とサポート窓口の両方
機能の数は、この5つが満たされた後で比べれば十分です。
▶ 5つの基準で選ばれるアプリを目指しています
SwirlKit Blogは、目次の自動生成と著者プロフィールを無料プランで使えます。Growth・Proは14日間の無料トライアル付きです。